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執筆者の写真長谷川 士(つかさ)

オンプレミスからクラウドへの移行支援

更新日:2021年12月30日

クラウドサービスは日本国内では他の先進国と比較しても遅れているとの指摘もありますが

最近はオンプレミス(自社設置)からクラウドへ移行する企業も増えてきました。



 特にSaaS(Software as a Service)に関しては、Office 365 やG-Mail、Dropbox など新興企業

などでは利用が増えてきております。

またPaaS(Platform as a Service)、IaaS(Infrastructure as a Service) に関しても、

AWS(Amazon Web Services) や Azure(Microsoft Azure)など徐々にではありますが大手中小

企業問わず利用されるようになってきました。

今後の動向としては、これまでオンプレミスで運用されてきた顧客管理などの基幹システムのクラウド化が進んでいくと想定されます。


 これまで基幹システムは、メインフレーム(大型汎用機)やUnixサーバで構築されたケースが多く、クラウド環境で動くWebベースのシステムとは言語も違い互換性がなく、移行するには大変な労力を必要とするので、クラウドへの移行がスムーズに進まない環境がありました。

しかしながら金融機関や保険会社の顧客管理システムなどはメインフレーム(大型汎用機)でシステム開発されておりますが、この汎用系のシステム開発で使われる言語「COBOL」を使える人が年々少なくなってきているのも事実です。


 こうしたなかシステム全体の更新を行うために、これから新たな基幹システムの開発を

行う企業もチラホラと出てきましたが、その更新した基幹システムをオンプレミスで運用

するか、クラウドで運用するか、意見が分かれています。


 日本以外の先進国ではおおむねクラウドによる運用が主流ですが、私も仕事をしていて

日本ではまだまだオンプレミスでの運用を選択する企業が多いように感じます。


 これら他の先進国と日本の違いとしては、やはり日本企業の閉域網ネットワーク(VPN)による運用が足かせになっていると私は感じます。

日本ではそんなに大きくない会社でも、拠点が複数ある会社では本社-支店間の閉域網

ネットワーク(VPN)を持つ企業が多く、インターネット経由でのクラウドへのアクセスに不安を感じる面があるようです。

 もちろんクラウドへのアクセスを閉域網にすることも可能なのですが、当然クラウドとは別に閉域のネットワーク費用もかかるので

そこまでかけてまでクラウドへ投資したくない⇒使えるところまで今のままで行こう

という結論となるケースも多いです。


 日本企業はセキュリティに対する考え方が潔癖すぎというか、物理的な面(例えばネットワーク)でしかセキュリティを語れないケースをよく耳にします。

Microsoft のAzure やAmazon のAWS などでは、ゼロトラストセキュリティ(決して信頼せず常に確認する)を実践するためのSSO(Single Sign On) や、強力な認証基盤やログ追跡の提供を合わせてサービスの中で実装しており、そうした合理的な考え方でセキュリティを

担保しています。


 国としても少しでもIT投資が進むように『IT導入補助金』などで一部費用負担の枠を設けてオンプレミスからクラウドへの移行を推進しているのですが、今のところ先進的な企業

以外は基幹システムの再構築とクラウド化までいくところは少ないのが私が仕事をしていて見えている現状です。


 しかしながら当然いつかは基幹システムの更新をする必要があるのは現実なので、いずれかのタイミングで更新を行う必要がありますが、それがクラウドで起こる際にITバブルの

再来となるのかもしれません。


 株式会社ウェブトレインはコンサルティング企業ですのでどこか特定のクラウドサービスを担いでお客様に提案することは行っておりません。

お客様のご利用状況や利用シーンをヒヤリングして、今後の利活用を見定めてお客様にとって最適なクラウドサービスの提案を行っています。


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